【独自調査】好調トヨタハリアーはフルモデルチェンジで何が変わった?<IGNITIONデータから見える消費者像>

著者:IGNITION for media 編集部

2020年6月にフルモデルチェンジされたトヨタのハリアーは発売から1年近く経っても売上好調が続いている。その理由をIGNITIONデータからも検証してみたい。

まずIGINITIONにおけるハリアーのモデルチェンジ前後のトラフィック(情報接触数)と販売台数から見てみよう。(※トラフィックは実数ではなく、最大値を1.0として標準化している。また販売台数は一般社団法人日本自動車販売協会連合会から引用)

2019年6月からのトラフィック増加はビッグマイナーチェンジがあったためであろうが、販売台数の伸びは見られない。

2020年2月、特に4月から急激にトラフィック増加があり、ここは記事数の増加もあるが、フルモデルチェンジの発表があったためで、4,5月の販売台数低下は6月発売までの買い控えのように見える。

2020年6月発売から現行モデルは好調な販売台数を記録し、現在も好調を維持しているがそれを裏付けるようにweb上のトラフィックも発売当時と変わらない水準を維持し続けている。

ここまで見ると、トラフィック=ユーザーの興味関心が継続していることと売上好調維持は相関していると思われ、トラフィックがこのまま維持されれば販売台数も好調を維持するだろう。逆にトラフィックが下がってくると販売台数に影響が出てくる可能性は高い。

ではフルモデルチェンジが成功したと言えるハリアーはモデルチェンジ前と何が変わったのか、細かい情報は他に多数あるのでIGINITIONデータではどういう記事が読まれていて、どういう印象をユーザーが受けているのかをキーワードで見ていきたい。

前モデルでは「スポーティー」「クール」「大胆」「ワイルド」「ダイナミック」とスポーティーであり街乗りでも良いイメージなクールさも兼ねそろえ、なおかつ大胆でアクティブなイメージも男性目線として良かったと思われる。

モデルチェンジ後では「端麗」「高級」「ビジュアル」「スマート」「上品」と高級SUVに見られるような印象を持たれていることが分かる。前モデルのスポーティーさ、大胆さも残しつつ印象を大幅にアップデートした感が良く見て取れる。

さらにIGNITIONの同時検討車種データ(ハリアーを検討している人が同時に検討している車種)からも高級SUVのような印象に変わったことが見て取れる。

前モデルとモデルチェンジ後で同じように比較検討されている車種は、ヴェゼル、RAV4、CX-5、エクストレイルの4つ。これらはSUVとして変わらず検討対象なのであろう。

モデルチェンジ後の検討車種で大きく変わったのは、前モデルにあった前述4つ以外のSUVが消え、レクサスNX,RX、BMWのX3、X2といった高級SUVが入ってきたこと。

ここまで見ればキーワードから見た印象の変化と同時検討車種がしっかりと相関しているように思われる。この変更がトヨタのマーケティング戦略であり、戦略通りになっているとすれば、販売状況から分かるようにトヨタの戦略は大成功と言える。

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